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ペットとビーワン What's a "WAN"derful life!

今でこそ犬バカの私ですが

今でこそバカがつくほど犬好きの私ですが、小さい頃は犬がこわくて、触ることはおろか側を通ることすらできませんでした。
そんな私が犬好きになったのは小5の時。父の転勤で引っ越した新しい家に、近所の犬2匹が遊びに来たのです。当時は犬の放し飼いが今ほど厳しく監視される時代でもなく、町角で犬がウロウロしていても、「○○さん家の犬」とか「あれは隣の町内から来る犬」とか、人の目がとても大らかでした。
その犬たちは前に住んでいたご家族に可愛がられていたのでしょう、何の警戒もなく姿を現しました。まだ犬超コワ状態でしたが、母に「この犬、人懐こいわねえ。大丈夫だから撫でてみなさい」と促されておそるおそる頭を撫でた時と、その指先をペロッと舐められた時の感覚は今でも忘れません。犬コワ状態からは脱出したものの、大好きと言うまでではなかったのですが、転校先の学校に中々馴染めず、一人で遊ぶこともしばしばあった私のそばにいたのが、その犬たちだったのです。
茶色の毛がもこもこして、黒いまん丸な瞳がチャームポイントで、誰の後でもついて行ってしまう超人懐こいもんちゃんと、その娘で、母犬とはまったく違う白の短毛に黒いぶち、アーモンド形の切れ長瞳、性格は慎重派のへいちゃん。毎朝家に来て、日中を我が家の庭で過ごし、夜自分の家に寝に帰るというペースだったようです。私が出かける時はよく後をついてきて、もん・へいコンビを目当てにするオス犬たちもその後をゾロゾロついてくる。
そのまま我が家に来て、庭先に犬たちが5,6匹いるというのも当たり前の光景になりました(笑)。もん・へいの思い出を書き出すと止まらなくなるのでこの辺で終わりにしますが、とにかく、その時期に、言葉の通じない犬たちにたくさんの愛情をもらい、たくさんの事を教えてもらったのです。ごまかしたり騙したりということはなく、愛情はストレート。こちらの感情を敏感にキャッチして、特に寂しい時はさりげなくそばに座っていてくれたりして。本当にかけがえのない友達でした。
ペットと暮らすことが当たり前のようになっている今は、それに比例するように処分される数が増え続けています。動物管理センターのHPには、毎日のように保護された犬や猫が告知されています。中には高齢だったり病気と思われる犬もいます。ご存知の通り、保護されたペットはある期間置かれますが(期間は市町によってまちまちです)、持ち込みの場合は即処分と決まっているようです。どこそこで迷子の犬がいたとか、管理センターにこういう犬が入っているという情報は、散歩仲間やネット仲間を通してよく伝わってきます。
こんな時、どうにもできない自分がもどかしく悲しくなります。ペットを手放す事情は様々かと思います。苦渋の選択の上ということもありましょう。けれどもやはり、最期の最期まで看取ってあげて欲しいと心から願わずにはいられません。
ペットにとっても、人間にとっても、育んだ愛情の絆は何にも変えがたい大切な宝物なのですから。

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