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毛髪はその人の印象とって、とても大切なものです。
髪型ひとつで、その人のイメージや見た目年齢が大きく変わってしまうことも…。

毛髪は重要な”器官”

毛髪は重要な”器官”

でも毛髪はそれだけでなく、我々の健康にとって、とても大切な役割を担ってくれています。それは、体内の重金属等の毒素を体外に排出する器官であるということ。ナポレオンも和歌山カレー事件も、毛髪から猛毒のヒ素が検出されたことによって毒殺されたことが明らかになりました。
また、抗がん治療を受けると毛髪が抜け落ちるということも、強い抗がん剤を体内から出そうとする正常な生理機能なのかもしれません。
健康な毛髪は、私たちが健康であるためにとても大切なことなのです。
いつまでもフサフサで艶やかな髪でいたいものですね。

加齢による薄毛?

加齢による薄毛?

健康な毛髪は、健康な頭皮から…という認識が今では当たり前になりましたが、そんな大切な毛髪も、ストレスや紫外線、粗悪なシャンプーや間違ったヘアケアによって薄くなっているというのが現代でもあります。
加齢によって髪が薄くなる…と思っている人も多いですが、シャンプー等の化学物質を使わない先住民族や、もともとシャンプーの回数の少ない欧米女性は、加齢による薄毛ということがほとんどありません。
パーマやカラーを繰り返し、毎日のようにシャンプーをする日本人だけが、加齢による薄毛に悩んでいることをぜひ知っておいてください。(男性における薄毛は、ホルモン的なもの、遺伝的なものも多く見受けられます。)

さて一般成人の場合、毛髪は平均して、80%のタンパク質(アミノ酸)、12%の水分、5%の細胞膜複合体(CMCと言われ、水分+タンパク質+脂質で構成された髪の結合に重要な働きを持つもの)、その他メラニン色素や微量元素によって構成されています。(ちなみに、健康な子供の毛髪の水分量は、なんと14~15%もあるそうです。)

12%の水分の内訳は、タンパク質やCMCを保持する5%の組織水と7%の自由水といわれています。ドライヤー直後では自由水が奪われるため、水分量は10%まで低下しますが、自然に空気中の水分を集めることによって12%まで回復します。
毛髪は、地肌からの水分と、キューティクルを閉じたり開いたり(呼吸)することで空気中から水分を補い、水分バランスを整えています。
地肌水分について考察すると、例えば高熱を出して頭皮が乾くと髪の毛がパサパサになったという体験は、多くの人がお持ちなのではないでしょうか。そして毛髪は十分な水分に満たされると、キューティクルが自然に閉じることで美しい艶髪となります。

毛髪の12%は水分

毛髪の12%は水分

これに対し、ダメージ毛は水分量が6~7%。キューティクルは開きっぱなしで、タンパク質も流出し放題(笑)。応急処置でコーティング系のヘアケア剤で処置すると、髪の毛の呼吸が妨げられるためさらなる悪循環。結局は切るはめに…という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
また、余談ですが200℃以上の熱では、自由水だけでなく5%の組織水まで失われるため髪自体の組織が壊れ、強いダメージとなります。髪のプロである美容師が使うアイロンの最高温度が180℃までなのは、こうした理由があるからです。ご家庭でアイロンを使用する場合は、できるだけ低温で使われることをオススメします。

良質なシャンプーを

良質なシャンプーを

毛髪の傷みとは、まず細胞膜複合体(CMC)と水分が流出し、そしてタンパク質と水分が失われることに起因します。(ちなみにパーマやカラーは、細胞膜複合体(CMC)と水分を失わせます。)
美しく健康な毛髪であるために大切なことは、頭皮の潤いを保つこと、そして良質なシャンプーを使用すること。オススメはアミノ酸系シャンプーですが、粗悪なものから良質なものまであることも事実です。やはり価格に応じて…ということになりますが、できるかぎり良質なものを使用しましょう。少し高価になりますが、使い続けていくと、子供の毛髪のように水分量を14%前後まで整えるというシャンプーも存在します。

ヘアケアの基本は、まずはシャンプー選びから。
ご自身に合った、良質なシャンプーを使いましょう。

(文責:運営委員 北出敏行)

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