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ニュースでも取り上げられているように、消費者庁には平成26年度までの5年間で1千件超のヘアカラーによる被害相談事例が寄せられています。しかし、被害を届ける等の行動を起こす人は氷山の一角に過ぎないことは想像に難しくなく、実際の被害はもっと広範囲に及んでいるものと思われます。届けられる被害は主に、アレルギーによる皮膚障害や腫れ等の被害報告が多いようですが、本人がカラー剤による被害と認識していない事例等があることをご存知でしょうか?

2002年、ある会社が携帯電話を使って8665名の方々から「パーマ液やカラー剤に健康上の不安を感じたことがある人は、どれだけいるのか?」というアンケート調査を行った結果、実に3割近い2348件の身体に関する異常が報告されました。しみる、かぶれる、腫れるなどの皮膚トラブル以外に、「生理中にヘアカラーやパーマをすると、生理が止まる。」という報告が複数寄せられています。勿論、パーマ液やカラー剤の取扱説明書には、病中、病後、妊娠中、生理中の施術については禁止されていることが記載されています。が、美容技術者も我々消費者も、例えば生理が止まるほどの身体への被害がパーマ液やカラー剤によって起きる可能性があるという認識が、あまりにも希薄なのではないでしょうか・・・というより、そのことを正しく教えてくれる美容学校も社会教育も今の日本にはありません。

パーマ液やカラー剤だけでなく、化粧品等の化学物質がアレルギーの原因になることもあります。いわゆる経皮毒ですが、この真偽についての議論はここでは控えますが、我々が日常的に使用している化学物質が、私たちの健康に影響を与えていることは疑う余地はないようです。

医学や科学の進歩とともに解ってくる事実があります。これらの問題もその一つなのかもしれません。
それでも勉強し、調べ、実際に試行錯誤しながら、お客様に負担のない美容技術を追求している美容師さんたちもたくさんいます。
我々消費者もそんな美容師さんたちを応援してこそ、美容業界が安心・安全な業界へと生まれ変わります。
これからの美容業界が、健康産業として生まれ変わっていければ、とても素敵なことです。

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